福島県の大熊町、湯ノ神地区にて大規模な法面土木工事を行いましたので、施工事例として様々な写真と共にお届けいたします。
防護柵
工事による落石や落下物から斜面下の家屋を防護するために設置します。
ロッククライミングマシーンによる掘削
高所法面の切取り・切崩し・掘削、整形、抜根などの作業を行ないます。
ラジコンによる遠隔操作で作業を行なうため安全に施工できます。
ラス張付
ラスとは金網のこと。斜面にラスを設置することによって、最後の工程で行う枠内に緑化するための基盤材(種子と土壌材)の保持に役立ちます。
枠組立
法枠を吹付けするための枠を斜面に設置します。
ハイエスピー吹付
HiSP(ハイエスピー) 工法は、ポンプ圧送とエア搬送を併用することにより、従来困難であった長距離・高所において“高品質”、“高強度”のモルタルを吹付けることを可能とした工法です。
湿式吹付
セメントと砂と水を混合したモルタルを圧縮空気によって、吹付けし、法枠を造ります。枠の中の青いシートは後々緑化をするので、モルタルが付かないように養生の役目をしています。
鉄筋挿入
鉄筋挿入による切土斜面の補強をします。
完成写真(Before – After)
写真の上のスライドを左右に動かしてみてください。
この様に法面土木工事と一言でいっても、多くの工程があり、それぞれが奥深く、しっかりとした役割をもちます。また、ラジコン操作での掘削やドローンを駆使した撮影や計測などテクノロジーの進化によって求められる技術なども多様化してきています。